• 『アニ民213人目』 タレントの栗田貫一さん
  • 『アニ民213人目』 タレントの栗田貫一さん

  • 2013.12.12

 今週のアニ民はタレントの栗田貫一さんです。ここではいつものように栗田さんの事をクリカンさんと呼ばせてもらいます。

 僕がクリカンさんに初めてお会いしたのは2009年2月、もちろんTVスペシャル「ルパン三世vs名探偵コナン」アフレコ収録のスタジオロビーでした。確か少し早く到着されたクリカンさんにゆっくりご挨拶させてもらったのが最初。とにかく“すべてが初めてとなる奇跡のコラボ”なので、この時のスタジオの雰囲気はちょっと独特でしたね。ロビーでみなみちゃん(アニ民31 )らと歓談しながら、普通は見れない新しいコラボの扉の向こうが徐々に見ることが出来た気がしたのも、この時のクリカンさんのギャグもまぶした、初めてなのにフレンドリーな会話があったからだと思っています。

 みなみちゃんとだけでなく、当時小五郎を演じてた神谷明さんらとも思いっきりからんだルパンの演技は、本当に新しい時代の幕開けを感じさせるのにふさわしいもの。ルパン側の役者さんは全員交代前のメンバーだったのも、このTVスペシャルが僕にとって大きな一里塚となってる要素の一つです。

 この作品放送後クリカンさんを囲むゴルフ会があり、5組が天候に恵まれたゴルフを楽しみました。クリカンさんのゴルフの腕前は有名ですが、ゴルフ後の懇親会の楽しさも折り紙付き。思えばクリカンさんの周りはいつでもその楽しい仲間が集ってる印象があります。

 「ルパン三世」としては年一作のTVスペシャルに加え昨年は「LUPIN the third-峰不二子という女-」というTVシリーズもこなしています。ルパンを演じてた先代というより元祖な故 山田康雄さんを尊敬してやまないというクリカンさん。ご本人がいなくなってはもうモノマネとはならないと嘆いていらっしゃるという記事を読むにつけ、クリカンさんの想いの重さが伝わります。そしてモノマネではなく今やクリカンさんがルパンそのものであることは、多くの送り手と受け手が理解していることですよね。

 そしてやって来るべくしてやって来た「ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE」。2度目であってもコナンチームとのやりとりはすべてが新しく本当にタイヘンだったことでしょう。この中のルパンもクリカンさんの想い溢れてヤンチャでオトナでフカーいオトコ。コナンとのからみはすべてが印象深い、と言いながらクリカンさんが一番はココ、というのがあの初めに江戸川コナンを紹介する長ゼリフだそうです。10回以上録り直したあげくOKしたすべての収録後に、クリカンさん自ら申し出てもう一度収録したバージョンが採用されてるそうですよ。

 アフレコ終了後打ち上げだけではもの足らず、自然に?カラオケに突入。クリカンさんとみなみさんとの歌合戦になって、スタッフ全員を超満足させてくれたのもすごく至福の時間。それから2か月、完成披露試写会での舞台挨拶はクリカンさんいきなり他局キャラクターで口開け、さすがの半沢直樹と右京さんに満席のお客さんは大爆笑!イベント後の食事会では、1時間に及ぶ楽しい舞台挨拶を終えた、さっぱり笑顔なクリカンさんとの会話はこちらも僕にとって珠玉な時間。さらに初日舞台挨拶はこの日記に書いてある通りでございます。

 ルパンも次元も五エ門もそして銭形も、僕がこのオトコ達のキャラにグッとくるのは、実は後ろ姿だったりします。タクシーでご自宅までお送りしたクリカンさんの後ろ姿にその想いが重なり、今回のコラボの達成感そして成功を感じたのは事実です。

 もうTVの中では役者としてもお笑いとしても、大物ベテランの雰囲気を感じさせてくれるクリカンさん。でも僕はルパン本人に近い、笑顔がステキなおにーさんのようなクリカンさんが大好きです。本当にありがとうございました。

 さあ好スタートを切った「ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE」、今後はみなさまにどう受け入れられていくのでしょうか。そしてクリカンさんとみなみちゃんに代表される両作品はこれからどんな動きがあったりするのでしょうか。今回一緒に行動できて、なんだか夢がさらに大きくなったような気がするのは僕だけじゃあないですよね、クリカンさん。