番組審議会報告とはProgram council report
テレビ局が放送する番組の充実・向上と適正をめざして審議するために設置されています。
讀賣テレビ放送番組審議会 委員は、さまざまな分野の有識者10名で構成されており、
原則として審議会を月1回開催しています。
あなたが知っている番組について話し合っていることもありますので、
ぜひ一度読んでみてください。
いつもとは違った視点でテレビを見るようになれるかもしれません。
※読売テレビの番組は、放送基準にもとづいて製作しています
第657回2024.11.8
11月の番組審議会は、8日(金)に開催されました。
今回は、今年の民放連特別部門で優秀賞を受賞した「兵庫県警連続自殺者問題をめぐる一連の報道活動」について
報告し、ご意見をいただきました。
また2024年上期の番組種別の報告のほか、10月に視聴者の皆さまから寄せられた声の概要の報告も行いました。
□出席委員
勝田泰久 小林順二郎 島尾恵理 梶山寿子 白羽弥仁
古川綾子 一ノ瀬メイ 谷本奈穂 吉村和真 平尾武史
『兵庫県警連続自殺者問題をめぐる一連の報道活動』について、
委員の皆様からのご意見です。
「ひとつの問題を8年半にわたって追い続けた報道に敬意を表したい。
自殺した方の遺族に寄り添う優しさを感じた。
県警を相手にした裁判を続ける遺族の孤独も
取材によって癒えたのではなかっただろうか。
遺族にとってテレビが大きな力になったはずだ」
「『県警側の言い分はなんなのか?』
『警察が恐れていたことはなにか?』など、
単体のドキュメンタリーや
ニュース番組のコーナーだけでは伝えきれなかったことは、
読売テレビがネットで公開した動画や記事で知ることができた。
ただやはりこうした取材の成果は放送で報じてほしい」
といった声のほか、
「組織ぐるみの隠ぺい体質はすぐに変わるものではないだろう。
取材を通じて得た事実をもとにした『怒り』の発露が
あってもよかったと思う。
もっと強い怒りをぶつけないと組織は変わらないのではないか」
「パワハラと自殺の因果関係の認定は難しい。
『パワハラの上司が2人を自殺に追い込んだ事実を組織が隠ぺいした』
という情緒にとらわれた構図に流されていたような印象を受ける。
『わかっていること』を冷静に伝えるべきだ。
裁判での兵庫県警側の主張もきちんと報道することで、
問題点が浮き彫りになるのではないか」
「『兵庫県警には変わってもらいたい』という遺族の言葉があった。
組織としてどのように改革するのか、
改革はどう進んでいるのかは今後も検証していってもらいたい。
それがメディアの監視機能として期待されているところだ」
といったご意見もいただきました。
委員の皆さまからいただいた主なご意見をご紹介しました。
第656回2024.10.11
10月の番組審議会は、11日(金)に開催されました。
今回は毎週土曜日放送の『ウェークアップ』について
委員の皆様からご意見をいただきました。
また9月に視聴者の皆さまから寄せられた声の概要の報告も行いました。
□出席委員(書面参加を含む)
勝田泰久 小林順二郎 島尾恵理 梶山寿子 白羽弥仁
古川綾子 一ノ瀬メイ 谷本奈穂 吉村和真 平尾武史
『ウェークアップ』について、委員の皆様からのご意見です。
「前半は一週間のニュースの振り返り、
後半は独自の特集コーナーという
ウィークリーの報道情報番組の定番の構成。
多彩な話題を見やすく構成した番組だ。
出演者の顔ぶれも若返り、新鮮に感じた」
「パートナー、コメンテーター、ゲストという
出演者の役割がわかりにくかった。
なかでは安部敏樹さんはフラットでかたよりがなく、
発言は非常に参考になった」
「自民党総裁選の時期の放送では
候補者が9人も出てバランスが難しかっただろうと想像されるが、
それぞれの主張の論点がよく整理されていた。
総裁選というタイミングなので、
夫婦別姓などの個々の論点についてのコメンテーターの持論ではなく、
各候補者の主張の違いを浮き彫りにする発言が欲しかった」
「兵庫県の斎藤元知事の生出演については
『結果的に元知事の宣伝になったのではないか』という声もあったと思うが、
中谷キャスターが投げかける様々な質問に答える姿を報道することで
元知事の姿が浮き彫りになっていた。
今回の元知事の生出演に際しては、番組側にも葛藤はあったと思う。
番組の意図や狙いを
放送のなかではっきりと説明するべきだっただろうと思われた。
また元知事についての街頭インタビューに登場した3人が
いずれも同じ年配の女性だったが、
年齢性別のバランスは必要だろう」
といったご意見のほか、
「特集コーナーでは知らない事実や人物を教えられた。
女性レーサーの努力と活躍、負けてもあきらめない姿に感銘を受けた。
また『レーサーだけでなくエンジニアやメカニックの分野でも
女性が進出していくだろう』というコメントもよかった」
「岸和田のだんじりの中継では、
リポーターがついていけないほどのスピードに驚いた。
まただんじりの屋根の上で舞う迫力のある映像を楽しめた」
「能登の水害の悲惨なニュースのあとの提供表示のBGMが
明るく楽し気で違和感が大きかった。一考が必要だろう。
また番組の最後の締めのコメントは、
やはりytvの中谷キャスターがするべきだ」
「普段ニュースはネットやSNSから切り取った形で知ることが多いが、
どうしても自分の関心事や好みにかたよってしまう。
自分とは違う世界の見方をどうやって取り込むかなど
ニュースとの向き合い方を考えるとき、
世界中のトピックをかたよりなく吸収できる
テレビの報道番組の意味を改めて感じさせられた」
「今はテレビの報道番組には即時性が求められるというより、
トピックの整理と深堀りが求められているのではないか。
クリアしなければならない問題は多いだろうが、
地上波報道番組の見逃し配信やYouTubeでの展開もより強化してほしい。
また中谷キャスターの能登のリポートなど、
SNSとも連動した展開も期待されるところだ」
といった声もいただきました。
『ウェークアップ』について、
委員の皆さまからいただいた主なご意見をご紹介しました。
第655回2024.9.13
9月の番組審議会は、13日(金)に開催されました。
今回は『パリ2024 オリンピック・パラリンピックの放送、報道について』として委員の皆様から
ご意見をいただきました。
また7月と8月に視聴者の皆さまから寄せられた声の概要の報告も行いました。
□出席委員(書面参加を含む)
勝田泰久 小林順二郎 島尾恵理 梶山寿子 白羽弥仁
古川綾子 一ノ瀬メイ 谷本奈穂 吉村和真 平尾武史
『パリ2024 オリンピック・パラリンピックの放送、報道について』、
委員の皆様からの主なご意見です。
「開会式にはこれまでとは全く違う楽しさがあった。
テレビを通じてパリの観光気分を味わえ、
同時に大会のテーマも見事に表現されていた。
ただ『商業主義』『コロナ下での開催』『汚職問題』など、
五輪の意義が問われる時代が続いている。
今回のパリ大会は『持続可能』を前面に押し出した大会で、
その点についてはこれから検証していかなければならない」
「セーヌ川の汚染問題、開会式のパフォーマンスに対する批判、
選手村のエアコンや食事の問題など、大会中に伝えられた問題について
深掘りしたリポートがなかったのは残念だった」
「選手たちの努力や達成した成果には心から尊敬の念を覚えた。
また事前にいろいろな番組で紹介されていた選手それぞれの背景の物語、
バックボーンを知ることでより関心が強くなった」
といったご意見のほか、
「オリンピック・パラリンピックの見方は多様化し、
情報の消費の速度が過去に比べて非常に早くなった。
一般の関心は高いが持続しない。
またネット上での誹謗中傷などもあり、選手への負担が大きくなっている。
メディアによってSNSが過激になっていくという批判もある。
SNSに書かれていることをどう報じるか、難しさを感じた。
またメダルへの期待から、選手に過度のプレッシャーがかかった報道が
なかっただろうかと思われるところもあった」
「放送される競技がかたよっていたと思う。
新しい競技は比較的中継されていたが、
日本では人気がなくても欧米では大事にされている競技を伝えることは
グローバルな時代には必要ではないか」
「新しい競技のブレーキンは
ひとりひとりの違いが際立ち面白く見られたが、
採点方法がわからなかった。
最近のフィギュアスケートの中継では
競技中に技の紹介と得点が細かく表示され、わかりやすい。
新しい競技でもこのような演出・工夫がされていってほしい」
「パラリンピックの競技中継が
東京大会に比べて格段に少なかった点は残念だ。
また放送されたパラ競技でも、
複雑なクラス分けがわかりにくいと感じられた。
パラ競技の理解のためにレギュレ―ションのくわしい解説がほしかった。
また特にパラ競技には支援の薄さという問題がある。
パラ競技の裾野を広げ社会の意識を変える取り組みは大切だ」
「通常のニュース番組も大会期間中は五輪色が強かった。
株価が大幅に下がった日でも、
やはりオリンピックの話題がかなりのボリュームを占めていた。
またスポーツニュースでも大リーグの映像は変わらず過剰なほど目にした。
オリンピック以外のニュースとのバランスはどうだったのか、と思われた」
「若い層の五輪に対する関心は、実際はそれほどでもないのではないか。
かつては五輪が近づくと若者向けのイベントやライブでも
オリンピックに寄せた企画が多数みられたが、
今は人気配信ドラマが関心を集めている。
五輪への関心度は世代間の差が大きいのではないか」
といったご指摘、さらには、
「『関西情報ネットten.』で
奥野史子さんと朝原宜治さんのオリンピアン夫婦が、
関西で未来のアスリートを育てる施設をリポートしていた。
体操クラブではあん馬のトレーニング方法や、
段違い平行棒の実際の高さや幅をリポート。
競技の難しさをリアルに知ることができた。
また古いマットを修繕しながら使っているトランポリンクラブも紹介。
身近な場所で懸命に競技に取り組んでいる姿に感動した。
定点観測的に継続して取材してほしい」
といった推奨もいただきました。
委員の皆さまからいただいた主なご意見をご紹介しました。
第654回2024.7.12
7月の番組審議会は、12日(金)に開催されました。
今回は6月20日(木)に放送された『10人の天才』について
委員の皆様からご意見をいただきました。
また6月に視聴者の皆さまから寄せられた声の概要などの報告も行いました。
なお今回から、平尾武史氏が新たに委員として加わりました。
□出席委員
勝田泰久 小林順二郎 島尾恵理 梶山寿子 白羽弥仁
古川綾子 一ノ瀬メイ 谷本奈穂 吉村和真 平尾武史
『10人の天才』について委員の皆様からのご意見です。
「東野幸治さんと又吉直樹さんのMCで、
ゲストが選んだ「10人の天才」をめぐってのトークが展開される番組。
ガチャガチャとした騒がしさのない知的なバラエティだ。
『ゆるさ』と『学ぶこと』のバランスがよく、心地よく見られた。
ただ笑い声のSEはこの深い時間帯の番組には不要だと思った」
「前半のゲストは宇宙飛行士の野口聡一さん、
後半はミュージシャンの橋本絵莉子さん。
野口さんの挙げた10人は誰もが認めるオーソドックスな天才、
橋本さんの10人はいかにも『この人らしい』人選。
番組としての人物紹介フォローも丁寧にされていて、
知らなかった人物についても知ることができた」
といったご意見のほか、
「ゲストが『天才』として挙げた10人のうち、
4~5人についてのトークがピックアップされている。
放送される分量としてはちょうどよかったという意見もあったが、
せっかくなのでフルバージョンのトークも見たいと思った」
「番組側が『天才』の方向づけをするわけではなく、
ゲストにすべてゆだねている。
どんな10人を挙げるかによって
ゲストの人となりが浮き彫りになるところも番組の狙いだろう。
今回の2人のゲストは、挙げた10人のコントラストが非常に強い。
それぞれ対象となる視聴者層も異なるだろうから、
ゲストは一人に絞ったほうがトークも深くなり見やすかったのではないか」
「野口さんの挙げたメジャーリーグの大谷選手やイーロン.マスク氏、
宮崎駿氏などは『今さらこの人か』と思わされもしたが、
野口さんならではのエピソードが紹介され、
それぞれ新たな一面も引きだされていた。
ただ番組全体で『誰にも認められない天才』『マイナーな天才』が
登場しなかった点は物足りなかった」
「東野さんと又吉さんのMCは、
表に出すぎるわけでもなくゲストを引き立てていた。
この両MCで是非、続編を放送してほしい。
特に東野さんは知識の吸収に非常に熱心な人でもあるはずなので、
今回のような番組ではそちらの一面も見たいところだ」
といったご意見もいただきました。
『10人の天才』について、委員の皆さまからいただいた主なご意見をご紹介しました。
第653回2024.6.7
6月の番組審議会は、7日(金)に開催されました。
今回は4月28日(日)に放送された
NNNドキュメント’24『命を運ぶ電車 JR福知山線事故19年 安全への道標』
について委員の皆様からご意見をいただきました。
また5月に視聴者の皆さまから寄せられた声の概要の報告も行いました。
なお、二河伊知郎委員は今回で退任されます。
□出席委員
勝田泰久 小林順二郎 島尾恵理 梶山寿子 白羽弥仁
古川綾子 一ノ瀬メイ 二河伊知郎 谷本奈穂 吉村和真
NNNドキュメント’24『命を運ぶ電車 JR福知山線事故19年 安全への道標』について
委員の皆様からのご意見です。
「災害や大事故の記憶や教訓は年月とともに確実に風化する。
災害や大事故の発生日の前後に展開される報道は
『アニバーサリー・ジャーナリズム』として揶揄されたりもするが、
定期的に報じ続けることは大切だ』
「遺族への取材について、
『そっとしてあげてほしい』という感情は自然なことだが、
一方で遺族の声が人々の共感を得ることで問題が浮き彫りになりもする。
遺族のひとり、淺野さんに長い時間をかけて取材を続け
事故を風化させまいとする番組で、拍手をおくりたい」
といったご意見のほか、
「遺族とJR西日本とが
同じテーブルについて事故の検証をするという
稀有な取り組みを推進した淺野さんの人となりがよくわかった。
また技術畑出身というJR西日本の元社長への取材も
困難だったと思われるが、遺族への向き合いの真摯さがよく伝わった。
厳しい目を向けられるとわかっていたと推察されるが、
インタビューに穏やかに応じる姿が心に残る。
ただキーワードとなる『技術者の矜持』について、
もう少し深い説明が欲しかった」
といった声や
「画面上の文字のフォントや大きさにも神経が行き届き、
非常に読みやすかった。
また山本隆弥アナウンサーの穏やかな声のナレーションもよかった」
「今年に入ってJR西日本では、
雪のため立ち往生した電車に7000人が閉じ込められるという
トラブルもあった。
企業として本当に変わっているのかという
検証が欠けていたところは残念だ。
これからも報道を続けていくなかで、
事故を起こした企業や組織がどのように変わったか、
引き続き追ってほしい」
といったご意見もいただきました。
NNNドキュメント’24『命を運ぶ電車 JR福知山線事故19年 安全への道標』
について、委員の皆さまからいただいた主なご意見をご紹介しました。
第652回2024.5.10
5月の番組審議会は、10日(金)に開催された。
今回は「読売テレビに期待すること、テレビに期待すること」というテーマで
委員の皆様からご意見をいただいた。
また4月に視聴者の皆さまから寄せられた声の概要のほか、
2023年度下期の番組種別の報告も行った。
□出席委員
勝田泰久 小林順二郎 島尾恵理 梶山寿子
古川綾子 一ノ瀬メイ 谷本奈穂 吉村和真
『読売テレビに期待すること、テレビに期待すること』について
委員の皆様からのご意見です。
「テレビ離れが顕著といわれる。
かつてのように『テレビを見ていないと学校や職場で話題についていけない』
という状況ではなくなった。
皆が自分に関心のある情報にしか接しなくなっている多様な社会、
言葉を変えればバラバラな社会だからこそ、
テレビには生活のベースライン、
社会の基盤となる情報を送り出し続けてほしい」
「フェイクニュースがあふれる社会にあって、
正確な情報を発信するテレビに期待されるところは大きい。
テレビとネットとがあいまって様々な情報を発信するようになっているが、
テレビには確かで質の良い情報を発信する機能を
果たし続けていってほしい」
といったご意見のほか、
「読売テレビのバラエティ番組には高めの年齢層向きが多いように思える。
ネット上にはさまざまなバラエティ的な試みがあふれている。
テレビにはネットとは違うやりかたで、
『本物感』あふれるバラエティを期待する」
「番組だけでなく企画するイベントなどでも
もっと強い『関西愛』が欲しい。
インバウンドの潮流のなかで地方の良さが見直されてもいる。
ローカルをつきつめれば
世界に通用するものが生まれるのではないだろうか」
「『24時間テレビ』や『パラリンピック中継』、あるいはドラマでも、
障害者が主人公となる番組も増えてきた。
影響力の大きいテレビの力によって
マイノリティの人たちへの意識も変わってきた。
さらにそこから、
マイノリティが『特別な、ポジティブな存在』として描かれるのではなく、
『ごく当たり前の存在』として登場し描かれる番組が増えてほしい」
との声もいただきました。
『読売テレビに期待すること、テレビに期待すること』について、
委員の皆さまからいただいた主なご意見をご紹介しました。
第651回2024.4.12
4月の番組審議会は、12日(金)に開催された。
今年度から新たに谷本奈穂氏と吉村和真氏が委員に就任。
また今年度の委員長には勝田泰久委員が、副委員長には小林順二郎委員と島尾恵理委員が選出された。
今回は2月29日(木)に放送された『見取り図の間取り図ミステリー』
について委員の皆様からご意見をいただいた。
また3月に視聴者の皆さまから寄せられた声の概要の報告も行った。
□出席委員
勝田泰久 小林順二郎 島尾恵理 梶山寿子 白羽弥仁
古川綾子 一ノ瀬メイ 二河伊知郎 谷本奈穂 吉村和真
『見取り図の間取り図ミステリー』について
委員の皆様からのご意見です。
「テレビの前で出演者と一緒に推理をして楽しんだ。
家・住居をテーマにした番組は他にもあるが、
『間取り図』を切り口とした点は新しい。
間取り図を見るのが好きという人は多いだろうし、
誰でも興味のあるテーマだと思う。
最後まで飽きずに見られた」
「住居の外観や間取りの奇抜さが目をひくだけではなく、
住人の人となりや生活ぶり、
温かい思いまでが伝わった。
また費用もきちんと紹介しているところも行きとどいている。
『ミニマムな家』など、なぜそういう間取りにしたのかという
住人のこだわりや設計者の苦心なども知りたいと思った」
といった感想のほか、
「リサーチは大変だろうが、もっと多くのネタが欲しいと思った。
また番組の最後のほうがややインパクトが弱くなっており残念」
「各パートのテーマがはっきりしていて見やすかった。
ただクイズ形式で進行していたために
謎解きミステリー的な色が薄まった感もある。
また番組独自のランキングも根拠がわからず疑問だけが残った」
「番組全体をとおして必ずしも間取りだけにフォーカスしてはいなかったので
タイトルにそぐわないという声もあるだろうが、
新宿の『屋上の街』など奇抜な街づくりの話題などは面白い。
ほかの例はあるのかなど、さらなる情報も知りたいと思った。
タイトルについては、
MCの『見取り図』にあわせたということでよいのではないか」
「MCの存在感が薄かったところが残念。
小倉優子さんや大澤あかねさんのリポートぶりはよかった。
スタジオのゲストが多すぎた感もあるが、
一方で『トイレが2つある住居が普通』など
海外の事情を語れる外国人ゲストは必要だったのではないか」
との声もいただきました。
『見取り図の間取り図ミステリー』について、
委員の皆さまからいただいた主なご意見をご紹介しました。
- 2024年度 讀賣テレビ放送番組審議会 委員
- 委員長 勝田泰久 (学校法人大阪経済大学 前理事長)
- 副委員長 小林順二郎 (国立循環器病研究センター 名誉院長)
- 副委員長 島尾恵理 (弁護士)
- 委員 梶山寿子 (ノンフィクション作家)
- 委員 白羽弥仁 (映画監督)
- 委員 古川綾子 (大阪樟蔭女子大学准教授)
- 委員 一ノ瀬メイ (パラリンピアン)
- 委員 谷本奈穂 (関西大学教授)
- 委員 吉村和真 (京都精華大学教授 専務理事)
- 委員 平尾武史 (読売新聞大阪本社取締役編集局長)