24時間テレビ40
聴覚障がい者情報保障支援

聴覚障がい者情報保障支援

24時間テレビチャリティー委員会では、福祉支援事業の一環として、情報のバリアフリーを目指した障がい者情報保障支援を行っています。
2017年からは、新たに「聴覚障がい者情報保障支援」として聴覚障がいをお持ちの方を対象に情報保障支援機器の贈呈を行っています。
この支援は、一般財団法人「全日本ろうあ連盟」様等にもご協力頂いており、聴覚障がいのある方々に、より快適な情報通信を行って頂く事を目的としています。
2018年度は「アイ・ドラゴン4」「テレビ字幕コントローラー」を贈呈機種として支援を行いました。

「アイ・ドラゴン4」「テレビ字幕コントローラー」とは

聴覚障がい者の方がテレビから情報を得る場合、必須となるのが字幕です。
しかしながら、全てのテレビ放送が字幕に対応しているものでもなく、対応していても映像とのズレが生じて、ストレスを感じてしまう場合があります。
そういった環境でも、今回贈呈する情報保障支援機器2機種 (「アイ・ドラゴン4」又は「テレビ字幕コントローラー」) を使用することで、より快適にテレビをご覧頂けます。

【アイ・ドラゴン4】 (株式会社 アステム)
◆IPTV(インターネット)を通じて手話番組等の視聴が可能
・24時間「目で聴くテレビ」手話番組アーカイブの視聴が可能
・緊急災害時には、「光る警報機」が自動的に緊急放送を知らせる
・情報保障されていない番組への、字幕や手話の付与
(障害者放送通信機構がサービスを行っている番組に限る)

アイ・ドラゴン4

【テレビ字幕コントローラー】 (株式会社 スピードワープロ研究所)
◆テレビの字幕と映像を同期させる
・「映像・音声・字幕表示タイミング調整機能」や「画面枠外字幕表示機能」を搭載
・史上初の「字幕録字機能」で、字幕テキストをテレビ画面で再生することが可能

テレビ字幕コントローラー

贈呈式

2018年度贈呈式 と 贈呈先

2018年度は、全国21都道府県34団体へ「情報保障支援機器」を贈呈します。 贈呈団体を代表して、2つの団体に下記贈呈式にて目録と本機が授与されました。

【日時】2018年6月9日(土)
【場所】エル・おおさか「エル・シアター」(大阪市中央区)(第66回 全国ろうあ者大会 内)
【贈呈】代表授与  公益社団法人 大阪聴力障害者協会(アイ・ドラゴン4)
    公益社団法人 札幌聴覚障害者協会(テレビ字幕コントローラー)     

    
贈呈の模様
贈呈式
▲24時間テレビ事務局より聴覚障がい者情報保障支援事業についての説明
贈呈式
▲代表2団体に、目録と本機を授与
贈呈式
▲贈呈団体より手話で感謝のことばをいただきました
贈呈式
▲代表授与された2団体

来場者の皆様からは、次回の贈呈募集に是非応募したいという多くの声をいただきました。
今後の更なる支援機器の開発と支援コンテンツの充実に期待しつつ、24時間テレビではこれからも聴覚障がい者の方々にとってのよりよい環境(情報のバリアフリー)を目指していきます。