- 第1話
- 第2話
- 第3話
- 第4話
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第1話
3月5日(金)深夜25:33
- 粒谷脩平(崎山つばさ)は中堅商社の営業マン。
テレワークの間に始めた誰にもヒミツの副業にハマっていた。
同棲中の彼女(鈴木愛理)にももちろん内緒。
副業はまさに天職、彼女ともうまくいっていて順風満帆な日々…と思っていた粒谷だったが、ある1本の電話によってそれは勘違いだったことを思い知らされる――。
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第2話
3月12日(金) 深夜25:23
- 粒谷脩平(崎山つばさ)は今日も「フクブクロさん」の作品を読み、空想の世界を楽しんでいる。そうだ、今日の主人公は自分じゃなくて“彼女”(鈴木愛理)にしてみようか。 家の中でくつろぐひとりの女。女がベランダに出ると、夕暮れの街が広がっている。ふと下に目をやると見知らぬ男、粒谷がこちらを見ていて目が合った――。
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第3話
3月19日(金) 深夜24:58
- 粒谷脩平(崎山つばさ)の部屋で、辻糸華(鈴木愛理)が探し物を手伝ってくれている。見つけたのは1台のノートパソコン。電源をつけてみるとデスクトップの背景には粒谷と女性の仲良さげな写真が設定されていた。「彼女さん?」と糸華が聞くものの、粒谷はごまかすばかり。写真には「2020」の文字。どうやら最近の写真らしいが…そんなやり取りをしていると糸華の電話が鳴り、糸華はそそくさと帰ってしまった。
そして粒谷は今日も空想の世界へ。
亡くなった妻を思い続ける一人の男。好意を寄せてくれる女性もいたが、気が乗らず食事の誘いもなにかと理由をつけて断っていた。「行けばいいのに」と写真の中の妻が話しかけてくる。妻は僕が次へ進むよう背中を押そうとしてくれているようだ。それでもやっぱり僕はそんな気になれない。すると妻がとんでもない告白をする―――「ほんと言うとね、私、浮気してたんだ。」
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最終話
3月26日(金) 深夜24:53
- 粒谷脩平(崎山つばさ)は今日も140字小説を読み空想の世界へ…。今日は辻糸華(鈴木愛理)も一緒だ。
ファーストフード店でポテトを待つ一人の男。待てども待てども出来上がる気配はなく、しびれを切らして店員の女性に聞いてみると、あと30分はかかるという――。
そんな想像を繰り広げていると、なぜか突然泣き出す糸華。「しばらく会わないほうがいいかも」と言って立ち去ろうとしてしまう。
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