イントロダクション
“LOVE GAME”とは・・・
恋愛に関する究極の課題をクリアすれば1億円支払われるゲーム。参加するプレイヤーにリスクは無し、
しかし未だかつて成功者はいない……。
Message
1億円という大金を前に、人間は本当の愛に到達できるのか。私自身も、未だ模索中のなか、冴と同様、どんな答えが出るのか興味津々です。
驚くストーリー展開に、ぐいぐい引き込まれちゃうと思います。
皆さんもLOVE GAMEに参加した気分で、真実の愛について一緒に考えてみませんか。
― 釈 由美子 ―
キャスト
ストーリー
突如振り込まれた100万円を不審がる滝沢(塩谷瞬)に、『LOVE GAME』のディーラー・氷室冴(釈由美子)が接触してきた。
滝沢に用意されたゲームは"8時間以内に、妻に離婚届に判を押させたら1億円"。警戒しながらも、バッグごと手渡された1億円に心が揺らぐ滝沢。自分に従順な妻・由布子(北川弘美)を説得するのは楽勝だ。あとでゲームだったと明かせばいい…。そう考えた滝沢は、プレーヤーになることを承諾する。
だが妻には滝沢とは絶対に別れられないある理由があった。1億円を手に入れようとしたばかりに、妻のショッキングな秘密を知ってしまう滝沢。
彼は自分が信じてきた愛の真実と、残酷にも向き合うことになる…。
ゲスト
冴(釈由美子)が今回ターゲットにするのは、大手化粧品会社に勤める独身の幸恵(井上和香)。彼女は、女は美人に生まれただけで価値があると考え、自分は愛も金も掴んで見せると自信満々で、言い寄る男たちを翻弄していた。彼女が求めるのは高学歴、高収入で容姿抜群の男。交際中の男も常に複数いたが、いまだ完璧な男には巡り会えていない。
そんな彼女に冴が持ちかけたのは「一週間以内に結婚できたら一億円」というゲーム。幸恵にとっては簡単なゲームのはずだった。幸恵は交際中の男たちの中から、結婚条件に合う男に次々と連絡を取るが、彼らから思わぬ反応が返ってきて…。幸恵はゲームによって“愛し、愛されない”ことがいかに不幸か、思い知らされることになる。
ゲスト
桜井恭子(さとう珠緒)は32歳の私立高校英語教師。
見るからに真面目で堅物の彼女は、男子生徒から「ハガネの女」と揶揄されていた。そんな恭子に『LOVE GAME』のディーラー・氷室冴(釈由美子)が用意したゲームは「1週間以内に、教え子を誘惑できたら1億円」。
恭子は真面目な印象とは裏腹に、密かに女教師と男子生徒の官能ブログ小説を書いており、前任の学校では同僚教師と不倫関係になり、相手の家庭を崩壊させたこともあった。そんなインモラルな一面を冴に見抜かれた恭子は挑発に乗り、ゲームのプレイヤーになることを承諾する。実は恭子には誘惑したい衝動に駆られる生徒がいた。生徒会長の真山翔太(山口賢貴)だった。
やがて恭子の中に眠っていた本性があらわになっていき…。
ゲスト
保育士の夏川美優(市川由衣)は愛情深く人に尽くすタイプで、プロミュージシャンを目指す恋人・秋山春希(與真司郎)をこの3年間、聖母のような愛で温かく見守り支えてきた。
そんな美優に『LOVE GAME』のディーラー・氷室冴(釈由美子)が用意したゲームは「10日以内に、恋人に『別れよう』と言わせたら1億円」。まったく売れない春希は今や美優のヒモ同然で、浮気も数多く繰り返していた。自主制作CDの費用も美優が借金していたが、その返済のために自分との"行為"をビデオに撮って売った春希に絶望した美優は、ゲームのプレイヤーになることを承諾する。
だが別れるように仕向けるはずだった美優の計画が、思いがけなく狂い始め…。
ゲスト
『LOVE GAME』のディーラー・氷室冴(釈由美子)が、ゴミをあさっていたホームレスの女・寺地淳子(青山倫子)の収集物に100万円を紛れ込ませ、接触。彼女に用意したゲームは「1週間以内に、ホームレスの自分にプロポーズさせたら1億円」。
外見に怯まず、その殻をこじ開けられる男が存在するのか…孤独を愛が救えるのかを試すゲームにより、元はイベントコンパニオンだった淳子の危険な真実が炙り出されていく。淳子はひとりの純朴そうな青年・長沼周平(竹財輝之助)を尾行。彼もまた孤独な毎日を送っていた。淳子は行き倒れたふりをして周平に接触。周平は淳子を優しく介抱する。しかし、周平が淳子に心を許したとき、信じられない悲劇が生まれる…
ゲスト
閉店後のキャバクラに『LOVE GAME』のディーラー・氷室冴(釈由美子)が現れた。
若くしてキャバクラを経営するママ・相沢かおる(さくら)に接触した冴が彼女に用意したゲームは、「5日以内に、姉の夫を略奪できたら1億円」。
かおるの姉・岩見沢さなえ(滝沢沙織)はエリート弁護士と結婚し優雅な専業主婦として暮らしており、自由奔放なかおるとは正反対にずっと堅実な道を歩んできた。冴によって、今でも自分を見下す姉の言動を見せつけられたかおるは嫉妬と憎悪に震え「あの完璧な夫婦を壊してやる」と、義兄・透(河相我聞)を巧みに誘惑するが…。
もっとも近しい他人である姉妹の確執の果てには、思わぬ罠が潜んでいた。
ゲスト
コインランドリーで100万円の束を見つめる尾崎秀勝(石垣佑磨)の元へ現れた、『LOVE GAME』のディーラー・氷室冴(釈由美子)。
用意したゲームは「1週間以内に恋人を他の男に抱かせ、よりを戻せたら1億円」。
秀勝には、新藤阿由葉(木下あゆ美)という高学歴で家柄もよく、一途な愛情を寄せてくれる自慢の婚約者がいた。しかし、幸せな結婚を目前に人生設計を阿由葉に語る秀勝には、彼女に言えない秘密があった。自分も高学歴、一流企業勤め、高収入だと言っているが、実は三流大学出のしがない契約社員だったのだ。1億円あれば彼女に満足な未来を与えられると考えた秀勝はプレイヤーになることを承諾。
彼女の浮気を許そうと決めるが、自らの猜疑心が思わぬ真実を炙り出す…。
ゲスト
援助交際で男たちから金を貢がせる女子高生の大塚穂波(桐谷美玲)に『LOVE GAME』のディーラー・氷室冴(釈由美子)が用意したゲームは「1週間以内に男に家庭を捨て、家を出させたら1億円」。
穂波はまず、渋谷でナンパをしていた冴えない43歳のサラリーマン・今岡靖之(佐藤二朗)に純情そうなそぶりで声をかけ、ラブホテルへ。
穂波のペースにはまっていく靖之は、仕事と家庭の悩みをうちあけるようになる。不器用だが優しい靖之を励ますうち、穂波は自分が靖之から必要とされる存在となっていることに気づく。それは、穂波が誰に対しても今まで抱くことのなかった感情だった…。しかし穂波が本気で靖之を愛するようになった時、1億円欲しさで始めた恋愛ゲームゆえの罠が明らかになる。
ゲスト
見た目も仕事もダメなモテない男、大手電機メーカーの商品開発部員・鈴木一郎(出川哲朗)の部屋へ突然あがりこんだ『LOVE GAME』のディーラー・氷室冴(釈由美子)。用意したゲームは「誰もが認めるモテる女性を三日間で落とし、抱くことができたら1億円」。
一郎は、美人で仕事もでき部下からも信頼の厚い優しい上司・叶真理絵(肘井美佳)に密かに思いを寄せていた。一念発起しプレイヤーとなることを了承した一郎は、まずは当たって………砕ける。見るに見かねた同僚女子社員・田村むつみ(井上佳子)から、真理絵が仕事の過酷なプレッシャーで悩んでいるとの話を聞いた一郎は…。
恋愛偏差値ゼロのダメ男が社内イチの美人モテ女に恋した果てには、容姿のコンプレックスに捉われたが故の衝撃の落とし穴が待っていた!
ゲスト
図書館に『LOVE GAME』のディーラー・冴(釈由美子)が現れ、司書の内田明日美(馬渕英俚可)に接触。用意したゲームは「三股男、一週間後の彼の誕生日に独り占めできたら1億円」。
明日美は画家の恋人・河原京介(青山はる)に他の女の影を感じ、猜疑心で毎日悶々と過ごしていたが、まさか三股とは、と愕然とする。冴は京介が他の女性の服を脱がせ、触れていく携帯映像で挑発。明日美はプレイヤーになることを承諾する。
2人と相対した明日美は、自分には若さもお金もないことに引け目を感じるが、修羅場の中で京介の子供を妊娠していると口走る。嘘を嘘で固めていく明日美…。嫉妬にとり憑かれるが故の独占欲により、明日美自身が気づきもしなかった“いびつな人格”が炙り出されていく。
ゲスト
離婚届を手に役所へ向かう遠藤真紀(小沢真珠)の前に、『LOVE GAME』のディーラー・氷室冴(釈由美子)が。用意されたゲームは「24時間以内に、離婚を中止できたら1億円」。
お嬢様育ちの真紀は結婚して3年、グズな夫・剛司(林剛史)を罵り続けるも稼ぎの少ないことに嫌気がさし、離婚成立目前だった。しかし生活維持のために手を出していた信用取引で6千万円の損失が…。今は喉から手が出るほど金が欲しい真紀は、プレイヤーになることを了承する。
剛司に「離婚は取りやめ、戻って」と高飛車に命令するが、なんと剛司に結婚を考えている女性がいることが判明。悪妻と愛人の戦いが始まり…限りなく要求ばかりし続けた自己チュー女には、大きな落とし穴が待っていた。
ゲスト
「冴…今度のプレイヤーは私が選んでおいた」と黒宮が告げる。
『LOVE GAME』のディーラー・氷室冴(釈由美子)は前例のない発言に驚くもゲームの意図を察知し、弁当屋パート店員の清水萌(入山法子)に接触。用意したゲームは「24時間以内に、裏切った恋人と結婚式を挙げられたら1億円」。
萌は1ヵ月後に警察庁のエリート官僚・青柳隼人(荒木宏文)と結婚する予定だった。冴は、隼人が政治家の娘・金田彩花(有坂来瞳)と婚約した事実をつきつける。その時「信じてる」とつぶやいた萌の一言に、冴は何かを感じた…。一方モニタリングルームでは、黒宮が監視映像を遠隔操作で切り替えた。全てが冴の映像だった。
LOVE GAMEの真の目的が明らかになろうとしていた…。
ゲスト
音楽
スタッフ
原作 | 『LOVE GAME』 安達 元一 (幻冬舎刊) |
脚本 | 岩村 匡子 村上 直美 若生恵美子 |
音楽 | Jazztronik(ジャズトロニック) |
チーフプロデューサー | 田中 壽一 |
プロデューサー | 竹綱 裕博 森川 真行(ファインエンターテイメント) |
演出 | 岡本 浩一 伊藤 寿浩 石川 北二 三島有紀子 |
リンク
DVD情報
「LOVE GAME」 DVD-BOX
- 発売日
- 2009/09/26
- 価 格
- ¥17,010(税込)
- 収録時間
- 約390分+特典映像
- 仕様
-
カラー
ステレオ
ドルビーデジタル
片面1層/2層
16:9ビスタサイズ
日本語字幕(本編のみ)
本編4枚+特典ディスク/5枚組 - 特 典
-
●特典ディスク付
MAKING OF LOVE GAME/釈由美子インタビュー/原作者 安達元一インタビュー
●28pブックレット付 - 発売元
- バップ