金田一少年の事件簿R

読売テレビ・日本テレビ系

毎週土曜夕方5:30放送

(一部地域を除く)

事件ファイル

剣持警部の殺人

File.3

2014年8月30日(土)放送

 魚崎、多間木が殺害され、剣持警部が死刑執行人を名乗る犯人と疑われる。剣持は未だに行方不明だった。この後、不動山署の捜査本部に病院から逃げた毒島から電話がかかってくる。明智警視が電話に出ると、近くにいるという毒島は助けを求めてくる。毒島は剣持がやってきたと狼狽え、明智は本当に剣持なのかと確認。毒島は帽子にサングラス、マスクで顔を隠していたが、剣持に間違いないと答える。
 毒島はビルに逃げ込んだら脅しのメールが再び届いたと報告。毒島は今いる場所を説明しようとするが、うめき声と共に電話は切れてしまい、はじめは毒島が犯人に口を塞がれ、拉致されたと考える。明智は毒島の携帯、剣持の携帯の位置情報を確認。2つの携帯の位置情報から推測して2人がいる大体のエリアを絞り込む。はじめと明智はパトカーでそのエリアに急行。移動中、はじめは録音した毒島の電話を聞き、背後からかすかに聞こえる金属音に気付く。
 金属音は等間隔に聞こえ、はじめはバッティングセンターの音と推理する。そして、はじめたちは絞り込んだエリアにあるバッティングセンターが入ったビルへ向かう。誰もいないはずのビル5階のドアは鍵がかけられていて、明智は管理人に鍵の開錠を頼む。そして、刑事の正野、青井がドアを強引に押し開けると、そこには積み重ねた家具でバリケードが作られていた。その先では毒島が手錠をされて天井のフックにかけたコードで首を吊られていた。明智は急いで毒島の体を支えて気道を確保するが、毒島は脈がなかった。明智は必死に心臓マッサージを行い、毒島は何とか息を吹き返す。
 その時、はじめは背後に気配を感じる。そこには帽子、コート、マスク、サングラスを持った剣持が立っていた。密室の殺人未遂現場にいた剣持。明智は詳しい事情を聞くと言って剣持の手に手錠をかける。明智と青井は警察病院で剣持を事情聴取。連絡が取れなかった2日間の行動を訊かれた剣持は覚えてないと答える。最後に記憶にあるのは青島と公園で話した所まで。その後の記憶はなく、気付くとあのビルの中で座り込んでいたという。
 明智は疑われる証拠と共に魚崎、多間木の殺人容疑、毒島の殺人未遂容疑がかかっている事を剣持に伝える。はじめは剣持と2人きりで話したいと頼んで明智たちは席を外す。明智はこの事件はもう1人の俺が起こしたかもしれないと自分の事を疑っていた。はじめは剣持が疑われる証拠は全てトリックに決まっていると励まし、剣持が犯人じゃない証拠を必ず見つけると約束するが…。

剣持警部の殺人File.1 / File.2 / File.3 / File.4

登場人物

  • 毒島陸
    (元少年)

  • 多間木匠
    (元少年)

  • 魚崎葉平
    (元少年)

  • 十神まりな
    (3年前の被害者)

  • 十神えりな
    (まりなの妹)

  • 青井零児
    (刑事)

  • 湖森涼介
    (弁護士)

バックナンバー

©天樹征丸・さとうふみや・講談社/読売テレビ・東映アニメーション