今回、ボクが演じます柿崎真一という男は、弁護士ではありますが、世の中から少しズレているというか、一言で言えば、だらしのない男です。
その分、人間臭いといいますか、どこか人に対してスキがあるように思います。
そのスキが、それぞれのエピソードに登場する死者をとりまく人々と、遺産(死者の想い)をめぐり、愛らしく繋がっていける魅力なのだと思います。
決して合理的ではないのかもしれませんが、柿崎は、行きすぎた「常識」「モラル」「規制」を越えて、死者の想いを見つめ続けます。
そして、その想いを届けます。
この『遺産相続弁護士 柿崎真一』が、平日の夜、皆さんが仕事を終え、家事を終え、ほっと一息ついて観ていただけるようなドラマになるとよいなと、願っています。
三上 博史