お知らせ

2015年11月10日

民放連盟賞 技術部門で優秀賞を受賞 「マスターにおける“ 字幕付きCM監視システム” の開発」

リリース
 読売テレビが開発した「マスターにおける、字幕付きCM監視システム」が、2015年日本民間放送連盟賞の技術部門で優秀賞を受賞しました。

 リモコン操作で表示できる字幕付きの放送について、読売テレビでは、昨年10 月より、レギュラーで「情報ライブ ミヤネ屋」にリアルタイム字幕を実施するなど、字幕付与率の向上につとめています。

 その一方で、民間放送の総放送時間の18%を占めるCMには、一部のスポンサーのCMを除いて、字幕が付与されていないのが現状です。そのため、今年4月に日本民間放送連盟が『字幕付きCM素材搬入暫定基準』を策定。在京5社が制作している1社提供番組の中で放送されるCMから、字幕付きCMの運用が開始されました。今後、読売テレビや、日本テレビ系列のローカル局でも、放送を開始する予定です。

 CMは民間放送の根幹となる収入源であり、正確に放送されるよう、質の高いチェックが要求されます。今後、字幕付きCMの本格的な運用が始まると、どの番組の何番目のCMが該当するのか把握することが必要となります。また、CMは、放送時間が短いことや一日に何度も繰り返し放送されることなどから、これまでの監視体制では限界が予想されました。このため読売テレビでは、2014年夏頃から字幕付きCM監視システムの開発に着手、2015年3月に完成し、実用化の運びとなりました。

 今回、開発したシステムでは、字幕付きCMの有無をマスターで自動的に判別。字幕付きCMが放送される際にチャイム音が鳴ります。これにより、放送時間を事前に把握する必要が無くなるなど、マスターでの監視業務の効率化を実現。字幕付きCMのさらなる普及に貢献したことが評価され、今回の受賞となりました。
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